声帯の老化を防ぐには?声帯は、気管の一番上の空気の通り道にあり、主に筋肉と粘膜でできています。 左右に開閉して空気を通し、その際に起きる振動で、声の音程が変わります。声帯がたるんでゆっくり振動すると低い声、ピンと張って速く振動すれば高い声が出ます。体格で声帯の大きさは変わるので、通常、背の高い人ほど声は低い。 「声帯のアンチエイジングも、スポーツと一緒」。 まずは日々、声を出して声帯を使うこと。ただのおしゃべりより、1日5分くらい歌うのがいいです。強弱、高低があるからです。 加湿のための水分補給も重要なポイント。老化で筋力が衰えると、声帯を覆う粘膜が乾いてくるからです。歌い続けているプロの声楽家でも、声につやがなくなってくるのは、このせい。「だからプロは加湿器を持ち歩くといいます。お風呂場で歌うのは、理にかなった声の老化防止ですね。」 |